宮城県信保協、宮城大で「保証」を講義 OBがやりがい語る
2022.12.09 18:34
宮城県信用保証協会(大森克之会長)は12月9日、宮城大学で信用保証協会の役割と信用保証制度の仕組みについて講義した。同大学事業構想学群2年生の「会計学概論」の1コマで実施し、約100人が聴講した。
経営支援部の金澤賢汰副長は、宮城県信用保証協会について説明。リーマンショックやコロナ禍による保証債務残高の急増や、中小企業の定義についてもクイズ形式で解説した。
その後、同大学のOBで本店営業部保証一課の高橋渉氏が、自身の1日のタイムスケジュールや担当業務の保証審査について話した。「飲食店のオープン準備やキッチンなど仕事の裏側が見られる」とやりがいを語った。
同講義を受け持つ内田直仁教授は「銀行などは知っているが、保証協会について知らない学生がほとんど。会計の知識も生かせるので、就職先の候補としても考えるきっかけになれば」と述べた。