川崎、福岡ひびき、大牟田柳川の3信金 知財活用へ合同イベント
2022.11.28 19:10![開放特許の活用事例を説明する「ten」の丸山佑樹社長(左)と川崎市産業振興財団の西谷亨氏(右、11月28日、川崎市産業振興会館)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2022/11/川崎信金.jpg)
川崎信用金庫(川崎市、堤和也理事長)、福岡ひびき信用金庫(北九州市、井倉眞理事長)、大牟田柳川信用金庫(福岡県、松原誠理事長)は11月28日、オンラインで「知的財産マッチングイベント」を開催した。大手企業の開放特許を利用し、取引先の事業活動に役立ててもらう狙い。
2021年度に続き2回目の開催。活用事例を聞くために当日は約70人がウェブ参加した。
大牟田柳川信金の取引先で、食品製造業のキュリアス(福岡県大牟田市)は食品大手キユーピー(東京都)の開放特許「根菜類の軟化技術」を使い、高齢者が安心して食べられる惣菜を開発。その過程や苦労話を話した。
また、食品開発・販売のten(川崎市)も、キユーピーの開放特許である、卵の殻を使った食品原料「カルホープ」を新商品「豆乳おからクッキーシュー」に使用。廃棄予定だったおからに、カルホープを混ぜることで、おからだけでは再現が難しいサクサクの生地を作ることができたと報告した。
今回のイベント終了後に、各信金の事務局を通じ、大手と事業者はマッチングすることができる。
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