大阪シティ信金、ブックオフと連携 循環型社会に貢献

2022.11.28 18:59
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回収ボックスに本を入れる高橋理事長(中央、11月28日)
回収ボックスに本を入れる高橋理事長(中央、11月28日)

大阪シティ信用金庫(大阪市、高橋知史理事長)は11月28日、中古書店などを展開する「ブックオフコーポレーション」(神奈川県)、大阪府共同募金会の3者で「地域社会におけるSDGsの普及促進と地域福祉の推進に係る連携と協力に関する協定」を結んだ。本の回収とその買い取り代金の寄付を通じて、地域の発展と福祉活動を支援する。


今回、ブックオフの社会貢献事業スキーム「キモチと。」を活用。全87カ店に専用の回収ボックスを設置し、職員や来店客が要らなくなった書籍やDVDなどを回収する。書籍などが集まったら営業店から業者に連絡。ブックオフに届いた書籍を査定し、買い取り代金全額を同社が大阪府共同募金会に振り込む。


ブックオフと金融機関の連携支援は横浜信用金庫、沼津信用金庫に続き3番目。関西では初となった。


大阪シティ信金では、これまで営業店ではシェアサイクル、モバイルバッテリーの設置などを実施。高橋理事長は「循環型社会に貢献することは経営理念でもある三者共栄と合致する。多くの人に利用してもらいたい」と話した。


大阪府共同募金会の多田龍弘会長は「コロナ禍で活動が制限され、募金額も減少している。スキームに参加させていただきとてもありがたい」と期待を寄せた。


ブックオフグループホールディングスの森葉子取締役は、「これまでの実績を踏まえ、年間100万円ほどの寄付を目指す」と述べた。

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