北洋銀、インボイス・DX商談会 セキュリティー強化も支援
2022.11.24 09:46
北洋銀行は11月22日、適格請求書(インボイス)制度やサイバー・セキュリティーをテーマに「デジタル化・DX促進商談会」を札幌市で開催。ITやシステム・ソリューション企業と北海道内の事業者が面談し、インボイス対応やセキュリティー向上へのシステム環境整備などについて質疑・提案を繰り広げた。
相談に応じたシステム企業は、いずれも札幌市に本社のあるインターパーク、LIC、SCSK北海道、システムデザイン開発の4社。来場の事業者は、建設や運送、印刷、飲食業、クラウドファンディングなどの道内10社。1回30分で計25商談が行われた。
事業者への参加募集では、北海道・空知・伊達・道南うみ街・帯広・北見の道内6信用金庫が協力。北海道経済産業局も相談ブースを設け、ものづくり補助金やIT導入補助金などの相談に応じた。
商談では、事業者から「セキュリティー対策の標準的なレベルを知りたい」「サーバーを管理する人員は必要か」「インボイス導入に伴う消費税額の計算法は」「電子請求書をシステムで管理するには」などの質問。システム企業側は自社のソリューションを例に、システム構築や社内マニュアルの整備を通じた業務効率化の利点や管理の重要性、電子帳票の改ざん防止対策などを解説していた。
インボイスやサイバー・セキュリティー特化の商談会は北洋銀で初。DX促進支援の一環で、経営・事業のデジタル化の端緒となりやすいとみて、セキュリティやインボイスを重点テーマにした。
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