ディサークル、金融通じ地域DX加速 ペーパーレスで基盤作り
2022.11.24 09:18ディサークルは、地域金融機関と連携して地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速している。同社のグループウェア「POWER EGG」を使いユーザーの北国銀行などと取引のある企業で稼働を展開しペーパーレス化。DXを図るうえでカギとなる「戦略の立て方」などを身に付けてもらい、デジタルを使ったサービス展開の基礎を作る。
「POWER EGG」は、2011年に北国銀で稼働以来、足元で74機関が導入。役職員間のコミュニケーションや、ノンカスタマイズによる行内稟議のペーパーレス化を提供。成功体験を通じてマインドを醸成し、DX化の礎を築くきっかけを担っている。
企業向けはこれまで地域銀行3行を通じて57社に提供。ITコンサルティングのメニューとして地元企業に提案。システム子会社や各行の地元企業が販売パートナーを担い、導入を支援。ディサークルでは、導入目的の達成までサポートする。
製造業での採用が多いのが特徴で、金融機関の取引先業種とマッチしやすいほか、フォーマット作成をノーコードで作成でき、ITに不慣れな経営者でもなじみやすい。同社は「特に製造業でIoTが加速するだろう。中小企業DXの役に立ちたい」としている。