ディサークル、金融通じ地域DX加速 ペーパーレスで基盤作り
2022.11.24 09:18ディサークルは、地域金融機関と連携して地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速している。同社のグループウェア「POWER EGG」を使いユーザーの北国銀行などと取引のある企業で稼働を展開しペーパーレス化。DXを図るうえでカギとなる「戦略の立て方」などを身に付けてもらい、デジタルを使ったサービス展開の基礎を作る。
「POWER EGG」は、2011年に北国銀で稼働以来、足元で74機関が導入。役職員間のコミュニケーションや、ノンカスタマイズによる行内稟議のペーパーレス化を提供。成功体験を通じてマインドを醸成し、DX化の礎を築くきっかけを担っている。
企業向けはこれまで地域銀行3行を通じて57社に提供。ITコンサルティングのメニューとして地元企業に提案。システム子会社や各行の地元企業が販売パートナーを担い、導入を支援。ディサークルでは、導入目的の達成までサポートする。
製造業での採用が多いのが特徴で、金融機関の取引先業種とマッチしやすいほか、フォーマット作成をノーコードで作成でき、ITに不慣れな経営者でもなじみやすい。同社は「特に製造業でIoTが加速するだろう。中小企業DXの役に立ちたい」としている。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、「両手型」案件が増加 人材紹介の自走探る
- 伊予銀、コンタクトセンター運用強化 組織変革で生産性向上へ
- 金融庁、AI利用実態を調査 リスクや課題洗い出し
- 百五銀、免除先も振込有料化 外郭団体や公益法人など
- 西日本シティ銀、新営業店システムを全店へ 事務140人分削減 コンサル強化
- 浜松いわた信金、有料個人コンサル好調 開始1年で契約38件
- 生保、ターゲット型保険見直し 金融庁指摘など受け 一部銀行も要望
- 静岡銀と日立、クラウド上に勘定系構築 27年中の稼働予定
- りそな銀、相談特化型「りそな!n」展開へ マスリテールとの接点づくり強化
- セールスフォース、琉球銀にCRM提供 25年度上期の稼働めざす