多摩信金がギフト贈呈、特殊詐欺防止へ通報促す
2022.11.21 19:28多摩信用金庫(東京都、八木敏郎理事長)と警視庁は11月21日、特殊詐欺を防ぐ新たな取り組みを始めた。携帯電話を通話しながら同信金のATMを操作している利用者を見かけたら110番通報してもらうもの。被害を防いだと警察が判断したら同信金から通報者にカタログギフトを贈呈する。全国の金融機関で初の試みとなる。
対象は多摩地区に展開する店舗内や店外ATM139カ所。通報を呼びかけるポスターをATMコーナーに掲示して周知している。
同信金は昨年4月に警視庁や城南信用金庫とATMでの携帯電話を「しない、させない」を合言葉に「STOP!ATMでの携帯電話」運動を展開。全国の警察や金融機関でも同様の取り組みが広がっている。
警視庁の池田克史副総監は「同信金との取り組みで詐欺被害を減らしていきたい」と話した。同信金では「当金庫はお客さまの資産を守る責務がある。警察や地域と連携しながら被害防止に取り組んでいく」としている。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%