兵庫県中小企業活性化協議会、事業再生テーマに金融機関向け勉強会　

兵庫県中小企業活性化協議会は11月21日、神戸市内で金融機関を対象にした事業再生に関する勉強会を共催した。金融機関からは審査・再生部門の担当者らが参加したほか、オンラインでも配信された。

この勉強会は日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、兵庫県信用保証協会と共催。事業再生の最新情報・事例の共有や意見交換が狙い。今回で5回目。

第1部は「経営者保証に関するガイドライン研究会」の座長を務めた弁護士の小林信明氏が、「中小企業の事業再生等に関するガイドラインの目指すもの」と題して講演。小林氏は、ガイドラインの考え方や特徴などを説明した。そのうえで、金融機関に対し「中小企業の収益力改善、活性化に力添えをいただきたい。実行するためには中小企業との信頼関係が重要」と強調した。

第2部は、共催4者が支援事業を説明。兵庫県信保協は経営支援部の平田真司部長が登壇し、経営支援メニューや具体的な取り組みなどを紹介した。第3部にはパネルディスカッションを行った。

兵庫県中小企業活性化協議会の野田勝也統括責任者は、「参加者には有意義な勉強会にしてほしい」と述べた。