オリックス銀、22年4~9月純利益13.2%減 カードローン残高減少
2022.11.21 16:38オリックス銀行が11月21日に発表した2022年4~9月決算は、純利益が前年同期比13.2%減の83億7100万円だった。カードローン残高の減少や投資ファンド運用益の反動減が下押し要因となった。
営業経費は、採用強化による人件費、デジタル化推進に伴う物件費上昇により、同7.7%増の98億円。経費率は43.6%となった。
主力の投資用不動産ローンは、市場競争力のある商品投入によりマンションローンの実行高は同54.0%増の1269億円と回復基調。債権流動化を積極化したことで、貸出金残高は横ばいとなったが、信託財産残高は同28.2%増の9443億円と伸長した。
自己資本比率は同1.1ポイント上昇の12.5%。錦織社長は「上期は社会変化に対応するため個々の案件に慎重に対応してきた。下期はもう少しリスクをとった運用が課題だ」と語った。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 静岡銀、桃鉄金融ゲーム普及へ 地域課題と投資学ぶ
- 金融庁、接触頻度を調査 「ゼロゼロ融資のみ」の取引先対象に
- 3メガ銀、女性管理職3割近づく 三菱UFJ銀29.2%
- 地域銀・信金、内部の「再生人材」育成 外部研修で支援手法学ぶ
- みずほ信託銀、銀座に新たなランドマーク 地権者のビル開発支援
- 野村証券調布支店、課題解決起点で収入倍増 相続・不動産活用切り口に
- 金融庁、監督・検査体制を一体化 総括審議官がモニタリング指揮
- 野村AM、地域銀の退職者助言を支援 〝60代だけ〟新部署が始動
- 阿南信金、手束理事が新理事長に 30年ぶりのトップ交代
- 千葉銀・千葉興業銀、「経営統合を含め対話継続中」 一部報道でコメント