大和信金、中学校でキャリア教育 金融業務など解説
2022.11.18 18:55
大和信用金庫(奈良県、中村正德理事長)は11月18日、片塩中学校(大和高田市)のキャリア教育「わくワーク講座」で「金融講義」を実施した。地元の高田支店の中西淳也支店長やSDGs(持続可能な開発目標)推進委員会の川瀬湧太氏など、4人が登壇して金融機関の役割などを説明した。同校でキャリア教育を行うのは初めて。
同講座のリアル開催はコロナ禍の影響を受け3年ぶり。糀良彦校長は「校外の人から話を聞く機会が減っている。学校では学べないことを体験してほしい」と述べた。
参加は1、2年生の生徒23人。金融機関の役割や仕事内容、同信金の概要を学んだ。実際に「お仕事体験」として見本紙幣による札勘定も行った。
生徒たちは「入庫のきっかけ」「必要な資格」などを質問。働くイメージを膨らませていた。
同信金は「自分のしたいこと、働きたい職種を探すきっかけになってほしい」(総合企画部)とし、今後も出前授業を積極的に行っていく方針。