福岡県と福岡市、調達目指す企業を支援　金融機関と引き合わせ

福岡県と福岡市は11月16日、資金調達を目指す九州の企業を対象に、支援セミナーとビジネスマッチング（BM）イベント「F CUBE INNOVATION」を開催した。会場での個別商談会には地域銀など10金融機関が参加した。

午前中は福岡市が単独で過去にエクイティ・ファイナンスによる資金調達実績がない地場の中小企業を対象とした資金調達セミナーを開催。会場で約30人、オンラインでは約40人がそれぞれ視聴した。

冒頭、福岡市経済観光文化局国際経済・コンテンツ部長の富田雅志氏が挨拶。セミナーでは、地域経済活性化支援機構（REVIC）常務取締役の坂本啓晃氏が講師を務め、エクイティ・ファイナンスの基礎知識について説明。ピー・ビーシステムズ取締役管理本部長の彌永玲子氏が同ファイナンスの活用事例を紹介した。

午後は福岡県が主催者に加わり、福岡県知事の服部誠太郎氏がビデオメッセージで開会挨拶した。次いで、地元企業6社、国内外フィンテック企業8社によるピッチイベントを開催。金融機関の行職員20人超に加え、約170人がオンラインで視聴した。

終了後は、登壇企業と地元金融機関などが個別商談を行った。ピッチを視聴して関心を持った企業とのマッチング希望先には、後日個別にオンライン商談を行う。