MUFG、4~9月純利益70%減 中間業務純益は過去最高

2022.11.14 20:39
決算
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が11月14日に発表した2022年4~9月期決算は、当期利益が前年同期比70.4%減の2311億円だった。米子会社MUFGユニオンバンク(MUB)の譲渡に関連した評価損の計上が影響した。通期業績目標の1兆円は据え置いた。


MUB関連では保有貸出金の評価損2319億円、その他の臨時損益でMUB保有債券などの評価損3318億円を計上。一方、MUB株式譲渡時に戻入となる4481億円を勘案すると、当期純利益は同13%減の6792億円で、通期目標に対する進捗(しんちょく)率は68%となる。


業務粗利益は17.3%増の2兆3234億円。業務純益は40.4%増の8,953億円と中間期では過去最高なった。


また、発行済み株式総数の2.4%、1500億円を上限に自社株買いも実施すると発表した。


同日会見した亀澤宏規社長は、業務純益の中間期過去最高について「堅調で手ごたえのある決算。施策がかみ合い始めた」と語った。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

金融界の25年株主総会、提案増え緊張高まる 還元充実がテーマに
MUFG、26年度にデジタルバンク 新ブランド「エムット」始動
(左から)三菱UFJニコスの角田典彦社長、半澤淳一・三菱UFJ銀頭取、亀澤宏規・MUFG社長、MUFG執行役常務リテール・デジタル事業本部長兼グループCDTOの山本忠司さん(5月27日)
MUFG、200社メガオーナー照準 法人の強み 富裕層取引へ
大手行G、国内預貸ビジネスで攻防 利ざや1%回復が目前

関連キーワード

決算

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)