三井住友FG 4~9月純利益15.2%増の5254億円 通期予想を上方修正

2022.11.14 20:32
決算
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三井住友フィナンシャルグループ(FG)が11月14日に発表した2022年4~9月期決算は、純利益が前年同期比15.2%増の5254億円だった。為替相場の円安基調がプラスに働いたほか、国内外の法人貸出の増加などが寄与した。


業務純益と純利益の通期目標は、それぞれ300億円増の1兆2650億円、400億円増の7700億円に上方修正した。純利益の通期目標に対する進捗(しんちょく)率は68%となった。


三井住友銀行単体の国内貸出金は22年3月末比で1兆2000億円増えて59兆2000億円。海外は為替変動の駆け込み需要を受け同7兆2000億円増の36兆9000億円となった。


株主還元策として年間配当予想を前期比20円増の230円に引き上げた。また、発行済み株式総数の4.4%、2000億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。これは前回設定したが未実施だった1000億円に新たに1000億円を追加した格好。取得する全株は消却する。


同日の会見で三井住友FGの太田純社長は「経営者はポストコロナに向けて生産性向上やサプライチェーンの見直しなどさまざまなことを考えており、それがアクションにつながった」と述べた。

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