七十七銀、22年4~9月期純利益6.4%増の130億円
2022.11.11 22:52
七十七銀行が11月11日に発表した2022年4~9月期決算は、純利益が前年同期比6.4%増の130億円だった。資金利益の拡大や国債等債券損益の改善が主因。
23年3月通期予想は、当初の前期比1.0%減の220億円から同1.1%増の225億円に上方修正した。
単体の資金利益は前年同期比3.4%増の391億円。運転資金や設備資金のニーズに対応した貸出金の増加と外貨貸出金利回りの上昇が寄与した。国債等債券損益は17億6800万円の損失だが、前年に有価証券損失を計上した反動から41億5000万円改善。コア業務純益はコスト削減もあり同6.3%増の209億円となった。
小林英文頭取は、運用について「ベア型投信(ブル・ベア型投信)の損切りをした。それがなくなったのが一番大きい」と話した。
上期は米国債を中心に外債を500億円売却して変動金利債に入れ替えた。含み損は20~30億円あるものの、運用スプレッドは十分に取れているという。円債の含み損も270億円程度あるが、小林頭取は「さやは十分に取れているので債券の含み損に問題はない」と語った。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 盛岡信金、破たん温泉旅館を再生 観光客誘致し地域活性化
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 地銀、外貨保険の業績評価変更 手数料重視から脱却 販売目標撤廃も
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 千葉信金千葉駅北口支店、訪問重ね高ロット案件獲得 10億円の融資実行も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 銀行界、新引き当て基準対応 本格化 予想信用損失モデルへ移行
- NTTデータ、社長に鈴木副社長 金融畑の知見生かす
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進