JPモルガン、高校生にキャリア教育 「将来就きたい仕事」へ
2022.11.13 04:50
JPモルガンは11月から2023年2月にかけて、NPO法人キッズドアと連携し、高校生100人を対象にキャリア教育を支援している。経済的・地理的理由でキャリア教育を受ける機会が少ない生徒が対象。参加者は将来就きたい仕事に関する発表を行う。ボランティアとして参加するJPモルガン社員40人は、テーマの選定や発表資料の作成などをサポートする。
プログラムはオンラインコース(70人)と通学コース(30人)に分かれ、それぞれ1チーム5、6人に対して、2、3人のメンターが指導する。パソコンやインターネット環境がない生徒には貸与し、プログラム終了時にはリユースPCをプレゼントする。通学の交通費も補助する。
キッズドアの渡辺由美子理事長は、経済的理由や家庭事情などで社会やキャリアについて知る機会が乏しい高校生は、「自分の将来をどう考えたらよいかわからない」と話す。
11月1日の開講式であいさつしたJPモルガン・チェース銀行東京支店の勝村嘉博法人営業本部長は「何になれるかは最終的にはわからない。ただ、目標を持って模索し、いろいろな人と話をしながら、自分で価値観をつくっていくことはすごく重要」と話し、同プログラムが参加者がキャリアを考える「本当のきっかけ」になることを期待する。
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