めぶきFG、4~9月期コア業純441億円 過去最高に
2022.11.11 19:34
めぶきフィナンシャルグループ(FG)が11月11日に発表した2022年4~9月期決算の連結純利益は、海外金利急騰を受けて外国債券の売却損失を計上したものの、本業収益の増加や、信用コストの減少などで前年同期比9%増の269億円となった。
コア業務純益(常陽銀行と足利銀行の合算)は、役務取引等利益の増加や経費削減が寄与し前年同期比32億円増の441億円となり、過去最高を更新した。信用コスト(両行合算)は企業倒産の落ち着きが継続し同41億円減少し41億円となった。
通期業績予想は連結純利益が5月に公表した通期業績予想に対し59・8%と計画を上回ったものの、450億円に据え置いた。
秋野哲也社長は「市場が見通しにくい。9月末で米国債の運用利回りは3.22%で調達コストが2.49%。調達コストがもう少し増えていくとみている」と市場の影響などを加味した。上限50億円、上限株式数2000万株とする自己株式取得(取得期間22年11月14日~23年2月15日)を公表した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%