りそなHD　4～9月純利益2.3％増の827億円　フィー収益寄与

りそなホールディングス（HD）が11月11日に公表した2022年4～9月期決算は、当期純利益が前年同期比2.3％増の827億円だった。フィー収益が好調だったほか、コストの構造改革が貢献した。通期目標に対する進捗（しんちょく）率は55.1％となった。発行済み株式総数の1.68％、150億円を上限に自社株買いも実施すると発表した。

業務粗利益は同9.8％減の2914億円、実質業務純益は同24％減の887億円と低迷した。外債中心に損失処理し債券関係損397億円を計上、有価証券ポートフォリオの健全化を進めた。一方、与信費用は92億円改善して77億3400万円だった。

フィー収益は同32億円増加の1088億円。フィ―収益の3期連続増収と通期目標の2180億円達成を目指す。

同日会見した南昌宏社長は、「既存ビジネスと新規の収益源がしっかりと成果に結びついている」と話した。