サイバーステーション、狭小スペース向け電子看板 POP型で情報発信
2022.11.10 19:44
サイバーステーションは、金融機関に対してカウンターやATM上部など、狭いスペースにも設置できる小型のデジタルサイネージ(電子看板)「電子POP」を提案していく。表示するコンテンツを手軽に変えられる機能を持ち、さまざまな場面で顧客への訴求力を高める。
機能を絞ったエントリーモデルや、複数画面対応の高機能上位モデルなどのラインアップを充実させてきたが、新たに小型の「デジサインPOP」を開発した。7インチと10.1インチのモデルを用意した。
「デジサインPOP」は、無線ネットワーク内蔵で、電源を接続すればすぐに使える。クラウド経由で一元管理できるが、タッチパネル式で自由にコンテンツを選ぶことも可能。また、画面だけ消えるスリープ機能を搭載し、コンテンツデータの更新を夜間などにして通信回線の負担を軽減する。2商品ともオープン価格。
同社は、電子看板システム「デジサイン」を金融機関や製造業などに約4万台提供。金融機関では銀行や協同組織金融機関など140機関以上が導入している。
電子看板は、顧客への情報発信ツールとして支店のロビーなどに設置されてきた。ただ、待ち時間の短縮もあり、ロビーだけでなく相談ブース内など限られたスペースへの設置ニーズも高まっている。すでにドラッグストアチェーンで導入されており、複数の小売業などが準備を進める。同社は今後金融機関への提案も強化していく。
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