大分県信保協、県内6機関の女性職員対象に勉強会
2022.11.09 20:11
大分県信用保証協会(大分市、日髙雅近会長)は11月9日、同協会別館で県内6金融機関の女性職員を対象に「信用保証講座」を初めて開催した。同協会職員に加え、大分銀行、豊和銀行、大分信用金庫、大分みらい信用金庫、日田信用金庫、大分県信用組合から20人が参加した。
同講座は、金融機関との連携強化と女性活躍を推進するため、同協会の部署を越えた女性職員が中心となって企画。講師、トークセッションのゲスト選定、進行役などすべて女性職員が務めた。
冒頭、沓掛洋子常勤監事があいさつ。講座では「信用保証協会および保証制度」について二人の課長代理が講師を務めた。保証部保証一課兼創業・連携推進課の石原恵美課長代理は信用保証制度の概要、同二課兼創業・連携推進課の古中裕美課長代理はコロナ関連など大分県の制度資金をそれぞれ説明。古中代理は「日田市は開業資金の制度が充実している」と話した。
講座終了後、全出席者が氏名、勤続年数、担当業務などを自己紹介し、多くの参加者が「貴重な機会なので他の出席者と交流したい」と話した。
トークセッションでは、大分信用金庫森町支店の都甲千春支店長がゲストとして参加。大分県信保協総務部総務企画情報課の足立佳代副課長が進行役を務めた。
都甲支店長は40歳を過ぎて総合職に転向した経歴、転向直後の苦労談など自身のキャリアについて話した。また、2017年に発足した女性活躍推進委員会の委員長を2年務め、女性のモチベーションアップ、働きやすい職場づくりに取り組んだ経験とともに、仕事と家庭の両立の重要性を参加者に伝えた。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%