メルカリ、Fintech事業強化 クレカ・暗号資産開始
2022.11.08 19:36![](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2022/11/onメルカリDSC_0047.jpg)
フリマアプリ運営のメルカリは、Fintech事業の強化に乗り出した。11月8日、傘下のメルペイでクレジットカード「メルカード」の取り扱いを開始したほか、2023年春には暗号資産取引機能を提供。各事業間での循環型金融形成に向け、相互のシナジーを高める。
メルカリではこれまで、スマートフォン決済のメルペイや、後払いサービスなどを提供してきた。クレカ事業で決済におけるチャネルを拡大。暗号資産では、NFT(非代替性トークン)取り扱いに向けたブロックチェーン技術の習得を狙う。
メルカードはJCBブランドで発行。メルカリの利用実績などを基に利用限度額を決定する。引き落とし日は利用の翌月中で利用者が自由に選べ、給与やメルカリの売り上げが入金するタイミングなどに合わせられる。ナンバーレスで発行し、カード番号は利用履歴とともにメルカリアプリ上で見られる。
23年に始める暗号資産取引では、ビットコインの取り扱いからスタートし、その後拡大していく方針。メルカリの青柳直樹上級執行役員は「売上金やポイントを資産形成に充てられるのが大きなメリットだ」と意義を語った。
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