富山県内4信金、企業のサポート役マッチング 経験値活用で課題解決
2022.11.08 18:25
高岡・砺波・氷見伏木・石動の4信用金庫は11月8日、高岡市内で「経験値活用型サポート人材交流会」を開催した。中部経済産業局と中部産業連盟の協力により、企業の課題解決に自身の知識を役立てたい23人が参加。各信金の取引先など11社の担当者と面談した。
実施にあたり、各企業は自社の課題を、中部経済産業局が運営する人材バンクの登録者に提示。参加希望者は対応が可能な案件を選び、支援方針などを示したうえで交流会に臨んだ。1人あたり25分の面談時間を設けており、企業側のニーズを満たす場合は、二次面接に進み成約となる。
今年で3回目の開催となったサポート人材交流会について、同連盟の担当者は「経験値の活用で課題解決につなげてくれれば」と狙いを語った。
最近は、新商品の開発や販路拡大に資する人材を求める傾向が企業側にあり、製造業分野でのニーズが高まっている。基本的には問題解決に特化した委託契約を結ぶが、過去に中部経済産業局と中部産業連盟が別地域で開いた交流会では、紹介した人材が単なるアドバイザーにとどまらず社外取締役に就いた例もある。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%