奈良クラブJリーグに昇格決定 県初で地元が歓喜

2022.11.05 23:50
スポーツ
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後半41分の山本宗太朗選手の得点獲得後にはサポータとともに喜びを共有した(11月5日、ロートフィールド奈良)

JFL(日本フットボールクラブ)の「奈良クラブ」が11月5日、第28節の対ヴィアティン三重の試合(ロートフィールド奈良)で勝利し、Jリーグ昇格条件である「JFL4位以内、かつJリーグ百年構想クラブのうち上位2クラブ」を満たした。来期シーズンから奈良県で初のプロサッカークラブが誕生する。


県内金融機関は昇格条件の一つである集客支援に協力。大和信用金庫は渉外担当者らによる取引先や個人顧客への周知活動を継続的に展開。ホーム全試合の集客に協力した。



第28節の試合ではロースコアゲームとなった(11月5日、ロートフィールド奈良)

同日の試合は来場者数が3579人で、注目度の高い試合となった。前半は0対0の激しい攻防戦となった。後半41分、こぼれ球を山本宗太朗選手がミドルシュートで得点。1対0で勝利した。また、新型コロナウイルス対策で禁止されてきた声出しの応援が一部の席で約3年ぶりに解禁され、昇格決定の瞬間、歓喜の声が上がった。観戦に来た奈良県の信金職員は「今年は何回も応援に来ている。Jリーグ昇格決定の瞬間に立ち会えてよかった」と喜びを語った。


同クラブの浜田満社長は「多くの人に力添えをいただいた。特に大和信金(奈良県)の故・森川善隆理事長には三郷町の新拠点プロジェクトにおける融資や、ホームゲームの集客に協力していただいた。昇格が決まり、恩返しができたと思う」と話した。



Jリーグ昇格を祝って奈良クラブ・浜田社長の胴上げが行われた(11月5日、ロートフィールド奈良)

県内金融機関も大盛り上がり。同クラブのスポンサーとして協賛する奈良県信用金庫協会は「大変喜ばしい。今後も奈良県の3信金で団結し、さらなる支援を行っていきたい」(高田知彦会長=奈良中央信用金庫理事長)と話す。


昇格後の経済効果についての浜田社長は「昇格によって試合の観戦などを目的に多くの人が奈良県で過ごす。交通機関や飲食店など県全体が盛り上がる」と期待。来期以降の奈良県はこれまで以上に人流が増えるだろう。

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