新韓金融G、日韓の新興企業支援 フューチャーズラボ
2022.11.05 04:40
SBJ銀行の親会社・新韓金融グループ(G)は、新興企業を支援するプログラム「新韓フューチャーズラボ」(新韓FL)を日本で展開する。早ければ2023年1月に日本事務所を設置して、新興企業を発掘し日韓の企業協力を後押しする。
11月4日開催した新韓FLジャパンの発足式で、新韓金融GのMyoung Hee Kim副社長は、「韓国のスタートアップが日本でビジネス展開するのを支援し、日本のスタートアップを育成して将来的に両国企業間の協力を進める」と抱負を語った。22年末まで日本市場を調査し、新韓FLのノウハウを活用してスタートアップを支援し、日本でベンチャーが育つ仕組みと環境の醸成に貢献する。
新韓FLは15年に設立し、ベトナム、インドネシアでも展開。これまで650億ウォンを投資し324社を育成してきた。新韓金融Gとの協業は約180社にのぼる。
新韓金融Gのデジタル競争力の強化や共同開発の機会とするため「グローバル アクセラレーター プログラム」を実施。革新的で有望なスタートアップへ投資し、成長や海外展開の進出支援などに取り組んだ。新韓FLの海外展開は、新韓金融Gの海外現地法人のデジタル革新を支援する目的もあり、SBJ銀の革新的な取り組みにもつながる。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 静岡銀、桃鉄金融ゲーム普及へ 地域課題と投資学ぶ
- 金融庁、接触頻度を調査 「ゼロゼロ融資のみ」の取引先対象に
- 野村証券調布支店、課題解決起点で収入倍増 相続・不動産活用切り口に
- 3メガ銀、女性管理職3割近づく 三菱UFJ銀29.2%
- 地域銀・信金、内部の「再生人材」育成 外部研修で支援手法学ぶ
- みずほ信託銀、銀座に新たなランドマーク 地権者のビル開発支援
- 金融庁、監督・検査体制を一体化 総括審議官がモニタリング指揮
- 野村AM、地域銀の退職者助言を支援 〝60代だけ〟新部署が始動
- 阿南信金、手束理事が新理事長に 30年ぶりのトップ交代
- 千葉銀・千葉興業銀、「経営統合を含め対話継続中」 一部報道でコメント