鈴木財務相、為替市場「今日も高い緊張感で注視」
2022.10.25 10:33鈴木俊一財務相は10月25日午前の閣議後記者会見で、荒い値動きが続くドル円相場を巡り、「為替市場の動向を今日も高い緊張感をもって注視する。過度な変動に対しては適切な対応を取りたい」と述べた。21、24日に為替介入を実施したとの観測についてはコメントしなかった。
政府が10月末に予定する緊急経済対策の取りまとめについては、「遅れることがないようにしなければならない」と語った。経済対策の責任者だった山際大志郎経済財政・再生相が24日に辞任したことで、遅れが懸念されている。
足元の物価高騰の要因については、「春の時点では(エネルギーや食料など)国際価格の高騰が3分の2、円安の影響が3分の1と申し上げてきたが、最近は半分ずつの影響という認識を持っている」と話した。