みずほ銀、EV充電器シェアでパナソニックと連携 決済機能提供
2022.10.24 20:53
みずほ銀行は10月24日、パナソニックのエレクトリックワークス社(大瀧清社長)が手掛ける電気自動車(EV)充電器シェアリングサービス「everiwa Charger Share」と連携すると発表した。企業や自治体のアプリに決済機能を組み込むハウスコインサービスを活用し、EV充電料金の支払いに「everiwa wallet」の提供を開始する。
政府はEV普及率1.0%(2021年)を、35年までに100%達成を目指している。パナソニックが各地でEV充電器シェアリングのインフラを整え、普及を促進してカーボンニュートラルを後押しする。
同サービスは充電器をパナソニックが提供。マンションオーナーや管理組合などホストが整備し、一般ユーザーが利用することを想定する。このオーナー向けに損害保険ジャパンが物損や人身事故、不法駐車などに備えた専用保険を開発した。11月29日からホストを募集し、23年からユーザー利用を開始する予定だ。
パナソニックは、カーボンニュートラル実現のために取り組む企業が参加する「everiwaコミュニティ」も立ち上げ、設立メンバーとしてNPO法人NELIS、みずほ銀行、損保ジャパンが名を連ねた。
発表会見でみずほ銀の梅宮真副頭取は、「ハウスコインサービスの活用はDXとして先駆け的取り組み。(EV充電器の)支店駐車場への設置も検討する」と語り、取引先企業や自治体にも参加を呼び掛ける意向を示した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に