宮城第一信金、ちいきん会・新田氏の講演 役職員74人が聴く
2022.10.22 16:17
宮城第一信用金庫(仙台市、菅原長男理事長)は10月22日、ちいきん会代表理事の新田信行氏を招いて、仙台市の信金中央金庫東北支店で講演会を開いた。地域金融機関が果たす役割を職員に再認識してもらおうと企画、役職員ら74人が任意で参加した。
地方創生に熱意を持つ金融に携わる地方自治体職員や地域金融機関の有志などが集まる「ちいきん会」。同信金では、同会が始動した2019年から有志職員が参加。22年2月に同会が一般社団法人化した際には、役員が寄付金を贈呈するなど関わりを持っている。今回、信金側の呼び掛けに新田氏が応じ、講演会が実現した。
新田氏は、「地域金融機関の未来を考える」をテーマに講演。コロナ禍で事業者の多くが厳しい経営状況にある中、経営者が辛いと思う時こそ訪問し、対話する事の大切さに触れ、「職員は、経営者に寄り添うゴルフのキャディーになって欲しい」と話した。
講演後、パネルディスカッションを実施。職員3人が代表となり、離職率の問題や職場のモチベーションについて新田氏と議論した。
講演を聴いた菅原理事長は、「(参加した職員には)今までの役割を自問自答しながら、今後の業務につなげて欲しい」と話した。