盛岡信金、組織活性化にモチベーション研修 営業店職員150人受講
2022.10.22 16:03
盛岡信用金庫(岩手県、浅沼晃理事長)は10月22日、アフラック生命保険から講師を招き、材木町支店で「セルフモチベーション研修」を開催した。2023年1月に迎える創立120周年を前に、営業店職員のコミュニケーションスキルの向上と組織の活性化を図る。約60人が参加した。
アフラックの金融機関向け研修「アフラック・ビジネス・アカデミー」を採用。支店長と代理・係長、入庫5年未満の若手の3階層に分けて、3月から各2回ずつ実施。今回が最終回で、計150人が受講した。コロナ感染対策のため、午前と午後の部の2班に分けて開催した。
「脳の容量が大きく知能も高いネアンデルタール人が滅び、現生人類が生き残ったのは何故か」「沈没船に乗っていた水夫、若い女性、老人、婚約者、婚約者の親友の5人について話す内容を聞き、盛岡信用金庫に必要な人材だと思う順に並べよ」。講師はウィンケスト代表の白戸三四郎氏。同氏は、人間心理の切り口から、物事を思うように進められない人が陥りがちな先入観である「認知バイアス」を払拭すべく、受講生を3~4人にグループ分けし、組み合わせを変えながら、様々な事例について議論させた。また、コミュニケーション下手な「学ばない人」の日常習慣や、部下・後輩への「𠮟り方のコツ」について語った。
受講した主浜一登係長(28)は「認知バイアスのテストにほとんど引っ掛かったが、多面的な物の見方を学べた」と述べた。月花麻美係長(27)は「受講して色々な方の考え方を学べた。今年係長になったが、後輩に接する時は、出来ないことを指摘するより出来ることに目を向けて指導したい」と語った。
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