空知信金、社会福祉法人に寄付 SDGs私募債受託で
2022.10.21 21:11
空知信用金庫(北海道、熊尾憲昭理事長)は10月21日、取り扱っている「SDGs私募債」の受託にともなう寄付贈呈式を、発行企業の運送業者「トッキュウ」(北海道岩見沢市)で開催。私募債受託で同社から受け取る手数料の一部を、地元の社会福祉法人に寄付した。
トッキュウが9月に発行した3000万円の同私募債で実現。寄付先は特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人・栗沢福祉会で、発行企業のトッキュウが選定した。寄付金額は、発行額面の0.2%相当額である6万円。
出席したトッキュウの工藤真也代表取締役社長は「高齢者福祉施設は地域にとって重要。入所者へのサービスなどに活用してほしい」。栗沢福祉会の前田寛理事長は「高齢者の生活が豊かになるよう有効に活用したい」。同席した同信金の熊尾理事長は「この私募債を通じ、SDGsの考え方を社会に浸透させる一助になれば」と話した。
式では、同信金栗沢支店の渋谷充宏支店長から、栗沢福祉会の前田理事長に目録を贈呈。前田理事長は、トッキュウの工藤社長と同信金に、それぞれ感謝状を手渡した。