山形信金、営業店で西川町の物産展 菅野町長の要望に応じ

2022.10.21 20:34
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西川町の特産品販売を手伝う山形信金職員(左、22年10月21日、山形信金山形営業部の駐車場)
西川町の特産品販売を手伝う山形信金職員(左、22年10月21日、山形信金山形営業部の駐車場)

山形信用金庫(山形県、山口盛雄理事長)は10月21日、西川町の野菜など特産品を販売する物産展を山形営業部(佐藤雅臣部長=職員14人うち女性6人)の駐車場で開いた。同町は、元金融庁職員の菅野大志氏が町長を務め、今年7月に「よい仕事おこしフェア実行委員会」(事務局=城南信用金庫、加入=249信金)と包括的連携協定を締結。山形信金は、同町に営業エリアを持つ信金として、物産展開催を希望する菅野町長へ場所を提供し、協力した。


菅野町長は4月に就任。交流人口を増やすために同町の地域資源を活用した数々の施策を打ち、山形県内外の地域金融機関と連携を結んだ。10月には同町で飼育、生産されている和牛を「月山和牛」としてブランド化し、東北地区をはじめ各地で行われている秋のイベントに町長自ら顔を出してPRするなど日々奔走している。


山形信金では7月の協定締結以後、「物産展を開催したい」という菅野町長の要望に応えようと、相応しい場所と時期を検討。駐車場が比較的広く、災害発生時に避難場所として炊き出しを日頃から準備している山形営業部で、「来店感謝デー」として開催することを決めた。ブランド化したばかりの月山和牛を楽しめる「すき焼きランチ食事券」が当たる抽選会も企画し、準備してきた。


事前に近隣店舗でもチラシを配布していたこともあり、当日は来店客が絶え間なく訪れた。月山和牛を使った芋煮を150食分用意し、駐車場の特設会場で来店客にふるまった。物産展の出店テントでは、大根やかぼちゃ、ねぎ、かぶなど新鮮な野菜のほか、そばやパスタ、まんじゅうなどを並べ、同町の関係者や事業者が声をかけてPR。同信金の職員も法被を着て手伝った。


店内では、定期預金の新規契約者を対象に抽選会を行った。来店した男性が、一等の食事券を当てると、店内の大勢の職員が「おめでとうございます」と拍手し喜んだ。


山口理事長は、「信用金庫がお客さまを連れて旅行に出かける動きが徐々に復活している。当面、ウイズコロナの中でとなると思うが、全国的にもっと活発になれば、関係人口の増加を望む西川町のお役にも立てるのでは」と話していた。



月山朝日観光協会のイメージキャラクター「ガッさん」の着ぐるみを中心に同町職員と撮影に応じる山口理事長(右、10月21日、山形信金山形営業部の駐車場)

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