鈴木財務相、32年ぶり150円台「過度な変動には適切に対応」
2022.10.21 11:11
鈴木俊一財務相は10月21日の閣議後記者会見で、外国為替相場で円安の動きが続くことについて、「高い緊張感を持って注視するとともに、過度な変動に対しては適切な対応を取りたい」と述べた。
20日の東京外国為替市場で円相場は下落。1ドル=150円を突破して約32年ぶりの円安水準となった。鈴木大臣は「最近の急速で一方的な円安の進行は望ましくない」と語った。
総務省が21日に発表した9月の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.0%上昇した。鈴木大臣は物価高について、「消費者の暮らしや事業者の経営に大きな影響を与える。切れ目のない対応を講じていくことが重要だ」と指摘した。
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