金融庁、信託銀の「暗号資産」受託 今日から解禁
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金融庁は10月20日、信託銀行に暗号資産の信託受託ビジネス(カストディ業務)を解禁した。これまではシステムリスクや他の業務への影響を懸念して認めていなかったが、2019年に解禁した証券トークンの受託などを通じて信託銀の知見が蓄積されてきたと判断。デジタル資産管理の担い手を増やし、イノベーションを促進する。
参入を希望する信託銀に対し、業務方法書の認可変更手続きなどを通じて同庁が個別に審査。体制整備などに問題がなければ事業を認める。信託協会が5月に提出した規制緩和要望を踏まえた。
今回解禁したのは、管理型信託に該当する部分。運用型に当たる暗号資産関連デリバティブ取引を行う信託は引き続き対象外だ。
同庁によると、暗号資産の受託はこれまで信託会社には認めてきたが、実際に手掛けている例はまだないという。信託銀が初の担い手となる可能性がある。
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