14日の円相場は下落、1ドル=147円台 米大幅利上げ継続の見方
2022.10.14 15:50
14日の東京外国為替市場で円相場は下落。一時1ドル=147円47 銭付近まで下げた。米国で発表されたインフレ指標が市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利上げを継続するとの見方が強まった。為替市場では日米金利差の拡大が意識されてドル買い・円売りが進んだ。
米国で13日に発表された9月の消費者物価指数(CPI)は、食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比6.6%上昇。前月実績の6.3%も上回った。これを背景に米国で10年債利回りは一時4%台へ再上昇。円はドルに対して一時1ドル=147円台後半まで下落し、1990年以来の円安水準を付けた。
一方、14日の東京株式市場は5営業日ぶりに大幅反発。日経平均株価の終値は前日比853円34銭(3.25%)高の2万7090円76銭。前日の米株式市場の急反発を受けて投資家のリスク回避の姿勢が和らいだ。節目の2万7000円台回復は1週間ぶり。
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