長野信金、創業者交流会開く チャットワークも活用
2022.10.12 20:45
長野信用金庫(長野県、市川公一理事長)は10月12日、長野市内のインキュベーション施設で「創業者交流会」を開いた。創業予定者や創業後間もない事業者の横のつながりを深める狙い。先輩起業家によるパネル討論やグループワークを通じて、参加者は事業継続に必要なノウハウを吸収した。
同信金が力を入れる創業支援事業「しんみせ応援プロジェクト」の一環。日本政策金融公庫や長野県信用保証協会の利用者も含めて32人が参加した。
基調講演は長野市内で創業したゲスト2人を招き、創業のきっかけや失敗談、経営のマインドセット(考え方)などを共有した。その後のパネル討論では、参加者から「資金繰りで苦労したこと」などの質問や、事業を続けるうえでの地域の人々との関わり方について答えた。
グループワークは少人数で自由に対話する「ワールドカフェ」形式を取り入れた。「地域に愛され、つづく事業をつくるには?」をテーマに、10分間隔(計3回)で各グループのメンバーを入れ替えながら意見を出し合った。
同信金では、交流会後も参加者同士のつながりを強化するため、ビジネスチャットサービス「Chatwork(チャットワーク)」を活用していく。同信金が運営する専用グループを立ち上げ、ささいな事業の悩みや課題を相談できるようにする。交流イベントなども随時周知する。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 野村証券調布支店、課題解決起点で収入倍増 相続・不動産活用切り口に
- 金融庁、接触頻度を調査 「ゼロゼロ融資のみ」の取引先対象に
- 3メガ銀、女性管理職3割近づく 三菱UFJ銀29.2%
- 地域銀・信金、内部の「再生人材」育成 外部研修で支援手法学ぶ
- みずほ信託銀、銀座に新たなランドマーク 地権者のビル開発支援
- 金融庁、監督・検査体制を一体化 総括審議官がモニタリング指揮
- 野村AM、地域銀の退職者助言を支援 〝60代だけ〟新部署が始動
- 阿南信金、手束理事が新理事長に 30年ぶりのトップ交代
- 千葉銀・千葉興業銀、「経営統合を含め対話継続中」 一部報道でコメント
- 大手行、法・個人のデジタル化推進 地域銀へ横展開