ことら送金、20行が無料でスタート 対応は57行に拡大へ
2022.10.11 14:43
ことらは10月11日、10万円以下の個人間決済「ことら送金」サービスを開始した。当初は20行がいずれも手数料無料でスタート。11月24日には11行が加わる。また、それ以降に加盟予定の銀行が新たに20行発表され、対応済み・対応予定が全57行に増えた。57行の個人口座は合計約2億1000万口座となる。他の銀行や資金移動業者も検討中。
同日には、都内でローンチ記者会見を開催。川越洋社長は「海外ではインスタントペイメントと呼ばれる簡単・便利な決済が広がっている」と説明。同日が「一粒万倍日」に当たることも触れ「財布を買うのに適した縁起の良い日。皆様に今日から、ことら送金を使ってほしい」とアピールした。
対応アプリ事業者として、銀行Payを開発する横浜銀行デジタル戦略部決済ビジネス戦略室・島山幸晴室長、J-Coin Payを開発するみずほ銀行決済ビジネス推進部・松木博之部長、Bank Payを開発する日本電子決済推進機構の河合正博事務局長、Wallet +を開発するiBankマーケティングの明石俊彦社長が概要を説明。携帯での無料送金がアプリ間で無料でできることなどを説明した。
会見にはゲストとしてタレントの関根勤さん、関根麻里さんの親子が登壇。携帯番号だけで簡単に送金できると聞き、勤さんは「これは便利ですね。ゴルフの割り勘で使いたい」と笑顔。麻里さんも「ご飯の後や学校関係でも便利そう」と話した。麻里さんの娘のための自転車を2人で折半で買うために、麻里さんが勤さんに「ことら」で送金するデモンストレーションも実施。二人とも「思ったより簡単」と驚いた様子だった。
加盟予定として新たに追加された20行は、愛知、阿波、香川、鹿児島、紀陽、高知、四国、静岡中央、新生、千葉興業、中国、栃木、名古屋、八十二、肥後、百十四、北洋、みんなの、武蔵野、琉球の各行(五十音順)。
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