東北財務局、塩竈で渉外係の意見交換会 事業者支援へ連携強化
2022.10.07 20:14
東北財務局は10月7日、東北経済産業局と宮城県塩竈市で地元金融機関の営業店職員による意見交換会を開催した。地元金融機関と商工団体の交流の場を用意し、連携強化を図ることで、事業者支援の輪を広げる狙い。東北地区で初の取り組み。
同会には、七十七銀行、仙台銀行、杜の都信用金庫に加え、市内に拠点を置く岩手銀行、北日本銀行の渉外係も参加した。塩釜商工会議所、宮城県信用保証協会、日本政策金融公庫の職員も出席し、計14人が事業者支援のエピソードなどを紹介。また、事業承継やDXニーズへの対応についてフリーディスカッションを行った。
東北財務局の石堂忠孝・理財部金融監督第一課長は「経営支援に向けて金融機関と商工団体が連携することは、地域にとってプラスとなる。それに携わる行職員に〝顔の見える関係〟を構築・強化する場を提供していきたい」と語った。今後、他の商工団体とも連携し、2023年6月までに同様の意見交換会を2、3回開く方針。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%