しずおかFGが発足、サステナビリティ重視で挑戦
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静岡銀行は10月3日、持ち株会社に移行し、しずおかフィナンシャルグループ(FG)を発足した。同行はグループ企業として静銀ティーエム証券、静岡キャピタル、マネックスグループ(持分法適用関連会社)などと並列になり、取引先へ新たなソリューション提供などで地域の総合金融機関として機能させていく。
「掲げるのは、地域と私たちの挑戦」をコーポレートスローガンとして定めた。資本金は900億円。本店所在地は静岡市葵区呉服町1の10。銀行を除く傘下企業の連結経常利益は100億円規模となっており、それぞれがさらなる収益力強化と自立を目指し、新事業開発などを進めながらFG全体での組織力を固める。
2020年度から取り組む第14次中期経営計画では、ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視して経営を進めてきており、22年度が最終年度となる。23年度にスタートのFG全体で策定する次期中計では、さらに踏み込み、経営指標にサステナビリティ指標の採用を検討している。
同日、柴田久頭取が同FG社長に就任。柴田社長は「持続的な成長をもとに地域・お客さまの課題解決や夢の実現にむけ貢献していく」と強調した。