鹿児島県金広委、親子金融セミナー開く 「稼ぎ方」も議論
2022.10.01 20:05
鹿児島県金融広報委員会は10月1日、鹿児島県と連携し中学生と保護者向け「親子金融セミナー」を鹿児島市内で開いた。成年年齢の引き下げなどを踏まえ、金融リテラシー向上に貢献する狙い。中学生ら20人が参加した。
中学生向けのグループワークでは「稼ぐ方法を考える」をテーマに商品の販売方法を議論。参加者は付加価値を高めようと知恵を絞った。「外国人向けに駄菓子を販売する」という実践的なアイデアも出ていた。
保護者にはSMBCコンシューマーファイナンス(SMBCCF)の弓削寛明・鹿児島お客様サービスプラザ長が高校の学習指導要領の変更点などを解説。「主体性」の重要性を強調し、「正解がすぐに出せなくても子供たちに考えてもらうことが大切」と呼びかけた。
鹿児島県金広委はこれまで主に小学生向けを中心に金融セミナーを開いていた。金融教育を必修化する高校の学習指導要領の改訂を受け、中学生にも学習機会を提供していく。