鹿児島県金広委、親子金融セミナー開く 「稼ぎ方」も議論
2022.10.01 20:05
鹿児島県金融広報委員会は10月1日、鹿児島県と連携し中学生と保護者向け「親子金融セミナー」を鹿児島市内で開いた。成年年齢の引き下げなどを踏まえ、金融リテラシー向上に貢献する狙い。中学生ら20人が参加した。
中学生向けのグループワークでは「稼ぐ方法を考える」をテーマに商品の販売方法を議論。参加者は付加価値を高めようと知恵を絞った。「外国人向けに駄菓子を販売する」という実践的なアイデアも出ていた。
保護者にはSMBCコンシューマーファイナンス(SMBCCF)の弓削寛明・鹿児島お客様サービスプラザ長が高校の学習指導要領の変更点などを解説。「主体性」の重要性を強調し、「正解がすぐに出せなくても子供たちに考えてもらうことが大切」と呼びかけた。
鹿児島県金広委はこれまで主に小学生向けを中心に金融セミナーを開いていた。金融教育を必修化する高校の学習指導要領の改訂を受け、中学生にも学習機会を提供していく。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%