30日の日経平均は大幅反落、3カ月ぶりの2万6000円割れ
2022.09.30 15:37
30日の東京株式市場は大幅に反落。日経平均株価の終値は前日比484円84銭(1.83%)安の2万5937円21銭だった。2万6000円の節目を下回ったのは7月1日以来3カ月ぶり。米長期金利の再上昇を受けて米国株が下落した流れを引き継ぎ、リスク回避の動きが出た。
日経平均は下げて始まり、午後にかけてもじり安の展開。前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が458ドル安、ハイテク関連のナスダック総合指数は2.8%下落した。国内でも電気機器や機械、自動車、小売りなどが売られた。
SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は、欧米の主要中央銀行の利上げで「今は世界経済の減速感に対する警戒が一段強まっている」とし、円安やインバウンド需要の回復なども「日本株の相対的な優位性は薄まっている」と指摘。目先は6月20日に付けたザラ場安値(2万5520円)が意識されるが、「米株は6月安値を切っているので時間の問題。3月安値の2万4000円代後半が視野に入ってくる」とみていた。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に