コンコルディアFG、初の新人アイデアコンテスト 社長にプレゼン 

2022.09.28 18:37
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片岡社長(右)からの感想を聞く最優秀賞チーム「ギャラクシー」のメンバー(左、9月28日、川崎ラーニングセンター)

コンコルディアフィナンシャルグループ(FG)は9月28日、新入行員アイデアコンテストの最終発表会を開催した。全28チームのうち予選会を勝ち抜いた5チームが、片岡達也社長や東日本銀行の大石慶之頭取ら計8人の審査員に対しアイデアを披露。最優秀賞(1位)には、湘南地域の規格外野菜のロスを減らすためフードシェアするスマホアプリ〝デジタブル〟を発案したギャラクシー(横浜銀)が輝いた。


コンコルディアFGとして新入行員のアイデアコンテストを実施したのは初めて。同FGの新入行員は横浜銀が120人、東日本銀行が23人。両行は4月に各チーム4~6人で結成し、約半年間、アイデアの企画・立案に知恵を絞った。


発表テーマは「サステナビリティの観点から、地域のマテリアリティを考え、地域の環境・社会・経済課題の解決に寄与しよう!~地方銀行としてできるサービスや商品、仕組みを考える」。2行の営業地域の特徴や魅力を再認識することも狙いだ。


1位に選ばれた〝デジタブル〟は、農家と消費者、農業の課題をテクノロジーで解決するアグリテック企業をつなぐアプリ。農家は、過剰生産や規格外の野菜の料金、受け取り場所(販売所や横浜銀の支店に置かれる野菜ボックス、ウーバーイーツ)を登録することで消費者に販売できる。アグリテック企業ともアプリ内でマッチング可能にすることでフードロス削減につなげていく。


 2位は高齢者を対象にスマホ教室とバスツアーを企画した「インターナショナル」(横浜銀)、3位は外国人採用する中小企業を支援するビジネスを考案した「ふっか~い川の民」(東日本銀)だった。


片岡社長は「アイデアはどれも素晴らしいもので感動した。また、自身のプレゼンテーション能力も磨いて欲しい」と締めくくった。プレゼン発表終了後は、4会場で役員・部長を交えた座談会も開いた。

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