元職員が詐取 ゼロゼロ融資で 京都中央信金
2022.09.21 17:53京都中央信用金庫は9月21日、元職員が実質無利子・無担保(ゼロゼロ)融資の申請企業から32万9000円を詐取した可能性が高いと発表した。警察の捜査を経て、元職員は同14日に起訴処分となった。
本店営業部の30代男性渉外係が2020年9月、ゼロゼロ融資の手数料などの名目で詐取した疑い。別の1社から同様に280万円詐取しようとしたところ、企業が同信金に問い合わせたことで翌10月に発覚。同年12月に懲戒解雇、21年2月に刑事告発した。
同信金は役員14人を処分。再発を防ぐため、白波瀬誠理事長直轄の組織として、役員と各本部長による「職員の行動管理検証・改善チーム」を設けた。全職員の規範意識・倫理観醸成に向けて研修を続けるとしている。
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