SMFL、カーボン・クレジット販売 航空会社の脱炭素支援

2022.09.20 19:01
脱炭素
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三井住友ファイナンス&リース(SMFL)は9月20日、カーボン・クレジットの販売を開始すると発表した。同クレジットを活用した航空会社向けの脱炭素支援は、航空機リース業界で初の取り組みとなる。航空機オペレーティングリースとの併用や、クレジット単独の提供により航空会社の脱炭素化を支援する。


航空業界は、国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)により、年平均2%の燃料効率改善に加え、2020年以降は二酸化炭素(CO2)排出量を増加させない「CNG2020」の採択など、グローバルベースで削減目標が定められている。ICAOは目標達成に向けた施策の一つとして「国際民間航空のためのカーボン・オフセットおよび削減スキーム(CORSIA)」に沿ったカーボン・クレジット取引制度の活用を提唱している。


カーボン・クレジット創出に向けて、傘下のSMBCアビエーションキャピタルがCORSIAに準拠したアフリカ・アジア・中南米の「クックストーブプロジェクト」に出資する。同プロジェクトは、まず伝統的な調理方法に頼る地域の各家庭へエネルギー効率が高く環境や健康への負荷が低いクックストーブを提供する。同社はこの支援を通じて認証基準を満たした合計5億3300万ドルの民間主導によるカーボン・クレジットを調達し、23年以降に航空会社へ提供する。

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