三菱UFJ銀、印スタートアップに出資 金融機能へ活用視野
2022.09.20 18:43三菱UFJ銀行は9月20日、インドのスタートアップ(SU)企業DotPe Private Limited(DotPe)と出資契約を結んだと発表した。同国新興企業の成長を支援する投資枠「MUFG Ganesha Fund」の第1号案件となった。将来的には、DotPeの「デジタル技術を顧客向けサービスに活用する」(同行)ことも視野に入れる。
DotPeは、中小企業向けにオンラインプラットフォームを提供。飲食店を中心に決済手段や注文・配達管理、データマネジメントなどが可能なワンストップソリューションで企業のオンライン化を推進する。
同行はインドの新産業育成に寄与するとともに、アジアの成長とデジタル技術を取り込む狙いがある。同投資枠は総額3億米ドルで、同国内のミドルステージからレイターステージのSUに投資する。
対象企業の検討から投資判断までを銀行本体で実施。インド現地に専担のチームを置き、ベンチャーキャピタルの三菱UFJイノベーション・パートナーズから「デューデリジェンス(資産査定)のサポートや投資管理などの支援」(同行)を受けている。