上田八木短資、金利予測じわり上昇 9月の金融政策サーベイ公表
2022.09.20 18:22上田八木短資は9月20日、2022年9月の「金融政策サーベイ」の結果を公表した。全回答者の99%が日本銀行の金融政策決定会合で政策の変更なしを想定した半面、3カ月先の2年国債の金利予想では「上昇」の見方が前回7月調査比8㌽増の19%となった。ヘッジファンドなどの海外勢が6月以降、10年国債先物に断続的な空売りを仕掛けている。取引の決済月となる12月にも同様の金利上昇圧力がかかるとの見方を反映した。
同調査は9月14日からの3営業日間、取引先の銀行、証券、保険、事業会社155先へヒアリング。138先(89%)から回答を得た。
9月21~22日の日銀決定会合で引き締めを予想したのは、前回同様全体の1%。3カ月先の10年国債金利見通しについては、全体の92%が「不変」と予測。「上昇」は7%、「低下」が1%で、ともに前回比1㌽減となった。無担保コールオーバーナイト金利の予測は「低下」が9㌽減少し14%に、「上昇」は2㌽増えて6%となるなど、金利上昇の見方がじわりと増えた。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も