九州財務局と日銀3支店、台風14号で金融上の措置要請
2022.09.20 17:34九州財務局と日本銀行の大分・熊本・鹿児島の各支店は9月20日、台風14号被害で災害救助法が適用された熊本、大分、宮崎、鹿児島各県の被災者に対し、状況に応じて金融上の措置を講ずるよう金融機関などに要請した。
要請先は預貯金取扱金融機関、証券、生命保険、損害保険、少額短期保険、電子債権記録機関。
預貯金取扱金融機関に対しては、預金証書、通帳を紛失した場合でも被災者の被災状況を踏まえた確認方法で預貯金者であることを確認して払い戻しに応ずること――など13項目を要請した。
証券会社には有価証券紛失の場合の再発行手続きについての協力をすること――など6項目。生損保・少短各社には保険証券、届出印鑑を紛失した保険契約者について、申し出の保険契約内容が確認できれば、保険金の請求案内を行うなど可能な限りの便宜措置を講ずること――など5項目。電債記録機関には、被災者の電子記録債権の取引停止処分または利用契約の解除の措置について配慮すること――など4項目について対応を求めた。
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