東京海上日動、EVトラック保険発売 電欠時の代替輸送費を補償
2022.09.15 19:02東京海上日動火災保険は9月15日、EVトラックを開発・販売するメーカーや運送業者向けに、「充電切れ」で車両が走行不能となった場合の代替輸送費用を補償する保険を発売した。同種保険の提供は国内初となる。
交通事故に起因する積み荷の代替輸送費は従来の保険でもカバーするが、「電欠」を事由のケースは対象外だった。
同保険は緑ナンバーの事業用車両が対象。電欠時の代替輸送費に加え、急制動に起因する貨物損害リスクも補償する。
これに合わせ三菱ふそうトラック・バスは、2023年春に発売予定のEV小型トラックの次世代モデルにおいて、友好会社が提供するグリーンリースに同保険を付帯すると表明した。
物流業界では脱炭素社会へ向けた取り組みとしてEV車導入機運が高まっている。ただ充電スタンドの設置場所はまだ限定的。運送業者は荷主との契約上、車両が走行不能に陥っても約束の期日までに荷物を目的地へ運ばねばならず、「電欠」への不安解消が求められていた。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高