会津信金、地元の魅力を再発見 職員向けツアー開く

2022.09.10 14:28
社会・地域貢献
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ハーブの匂いを嗅ぎながらオリジナルのアロマブレンドづくりを楽しむ参加者(9月10日、福島県南会津町「きとね」)

地元の魅力を深掘りしよう――。会津信用金庫(福島県、星幹夫理事長)は、コロナ下での観光誘致に向けて、地元職員に参加してもらい、感想や意見を求めるモニターツアーを9月10日から1泊2日で実施。観光業者の新たな旅行コースの策定に役立ててもらうのが狙い。


日本財団「わがまち基金」を活用し、コロナ後を見据えた持続性の高い観光地づくり事業の一環で開催。ツアーの費用は、同基金の助成金から全額負担。行程表は、職員の意見を反映して「体験型重視のツアー」(営業推進部)とした。


ツアーには、同事業に参加する鹿沼相互信用金庫(栃木県、橋本公之理事長)の職員2人を含む、役職員22人が参加。1日目は、南会津地区を周遊。地元のハーブを使ったアロマブレンドづくりを体験したほか、宿場町である大内宿などを観光し、芦ノ牧温泉での旅館に宿泊した。参加した宮下支店の五十嵐拓也さんは「地元のハーブでアロマが作れたのは良い体験になった。会津をもっと深く知ろうと思った」と話す。2日目は、ぶどう狩りや会津漆器の蒔絵を体験し、会津若松市内を散策する予定。


ツアーで出た意見は今後、鹿沼相互信金と共有。鹿沼、日光、会津各地区の観光ルート策定に役立てる。営業推進部の貝沼孝理事部長は「地域の魅力を再発見して、3地区の観光活性化につなげたい」と話した。

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