JBIC、初のSDGs債取得 メキシコ貧困対策を支援

2022.09.08 19:01
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国際協力銀行(JBIC)は9月8日、メキシコ政府が日本で発行するSDGs(持続可能な開発目標)債(円建て)の一部取得を行った。発行総額は756億円。JBIC初となるSDGs債取得支援で、メキシコにおける社会課題解決に貢献することで同国との関係性強化につなげる。


メキシコによる東京市場でのESGs債の発行はハンガリー、フィリピンに次ぐ3カ国目で、発行総額は過去最高額。調達資金はメキシコ政府による同国南部を中心とする貧困地域の生活環境改善に資するプログラムに充当される予定だ。


JBICは2010年に「新規サムライ債発行支援ファシリティ(GATE)」を設立。外国政府・政府機関が東京市場で発行する円建て債(サムライ債)の保証や債券の一部取得を通じて資金調達を支援してきた。これまでメキシコ政府によるサムライ債の発行支援で実績がある。JBICはソーシャルインパクトファイナンスの推進に注力するなか、今回のSDGs債の一部取得に関してもGATEを活用した。

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