関西みらいFG社員が内部取引 監視委、金融庁に勧告

2022.09.02 17:37
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関西みらいフィナンシャルグループ(FG)の社員が同社株売買でインサイダー(内部)取引を働いたとして、証券取引等監視委員会は9月2日、同社員とその親族に対して課徴金納付命令を発出するよう金融庁に勧告した。


監視委によると、同社員は2020年11月にりそなホールディングスが公表した関西みらいFGの完全子会社化を事前に知り、同年10月に親族や知人の口座で452万円分の同社株を買い付けた。また、親族にも同社株の購入を推奨し、勧められた親族は226万円分を買った。二つの違反を受けた課徴金額は163万円。


さらに、同社員は別の親族にも完全子会社化の情報を伝え、その親族もりそなHDが情報を公開する前日に81万円分の関西みらいFG株を購入。監視委はこの親族にも課徴金納付命令の勧告を出した。課徴金額は31万円。

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