第一フロンティア生命、ロープレAI評価ツール 金融機関に開放
2022.09.01 04:46
第一フロンティア生命保険は、ロールプレイングの技量を人工知能(AI)が評価するオンラインツールを使って代理店のコンサルティング力強化を支援している。提携金融機関の行職員に無償開放し、接客スキルの向上に役立てもらう。
評価にはQualiagram社(東京都)が開発した「mimik」を活用する。手本となるロープレ映像と行職員のロープレ映像をAIが比較し、そのギャップを採点する仕組みだ。
手本の映像は約2分。行職員は、手本のセリフや動きを覚えた後、自分のロープレ風景を撮影する。採点項目は、①表情②シナリオ(セリフ)③時間配分④トータル――の四つで各100点満点。手本と同じセリフを発し、表情が似ているほど、高スコアが期待できる。
同ツールは8月29日から提供を開始した。行職員は専用サイトにログインするだけで、自身のスマートフォンやタブレット端末からいつでも利用できる。このほか、集合研修用のツールとしても活用する方針。