宮崎太陽銀と日本公庫、初の女性交流会 JAL支店長も参加
2022.08.26 19:55
宮崎太陽銀行と日本政策金融公庫は8月26日、女性行職員の交流会を初めて開いた。女性が働きやすい職場について議論し、異なる企業文化を持つ金融機関や異業種の考え方を吸収する狙い。集まった意見は必要に応じてそれぞれの職場運営に生かす。
両行庫から女性19人が集まった。宮崎太陽銀が本部や本店営業部の行員10人、日本公庫は宮崎・鹿児島県内の店舗で働く職員9人が参加した。
グループワークは4、5人の混成チームに分かれ、働きやすかった体験や改善が必要と感じた経験を出し合った。そのうえで理想的な制度や職場環境などを議論。女性同士が本音で話せる機会の創設や育児休暇明けの行員に対するケアを求める声が出ていた。男性行員の育休取得を期待する意見も多かった。ロールモデルが少ないとの指摘があったが、「私たちがなろう」と強調するチームもあった。
議論に先立ち、福岡実恵・日本航空(JAL)宮崎支店長が講演。全国に5人いる女性支店長の一人で、5月から宮崎県に単身赴任している。国際線の乗務時に同姓パートナーの存在を明かせる職場の雰囲気を紹介し、「仲間との絆はコミュニケーションから生まれる」と強調した。グループワークにも参加し、「これからも意見交換したい」と話していた。
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