17日の日経平均、2万9000円台回復 米景気後退懸念の緩和で
2022.08.17 16:00
8月17日の東京株式市場は反発。日経平均株価の終値は前日比353円86銭(1.23%)高の2万9222円77銭だった。2万9000円台の回復は1月5日以来、約7カ月ぶり。米小売大手の決算が市場予想を上回ったことで、景気後退懸念が緩和した。
この日は寄り付き後、日経平均は2万9000円を超え、2万9100円前後でもみ合う展開。後場にかけて上昇基調が続き、高値引けとなった。
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、市場予想を上回った米小売決算を受けて「消費が冷え込んでいないという安心感が広がった」とみる。市川氏は「景気後退やインフレへの警戒感が後退しつつあることは追い風になっている」とし、1月5日につけた年初来高値(2万9332円16銭)の更新を試す展開を予想する。
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